縞々模様の石など

大学の地質学の先生に見て頂いたときのコメントをスライドショーの下に(一億年を超える時代の石です)


スライドショー最後のサヌカイトは京都の桂川河川敷で拾いました。四国のごく一部で算出される石です。

・この石は縄文時代、まだ瀬戸内海は歩いて四国まで渡れた。当時、この石は矢じりなどの原料として各地に持ち出され、

 遠くは九州の一部まで分布していることが確認されています。現在は楽器になっている石です。

地質学の教授に縞々石について見て頂いたところ、次のようなご返事を頂きました。

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私の所見では、これらは手取層群の堆積岩(砂岩と泥岩の細かい互層)のように見えます。

手取層群の中部と上部は湖で堆積したので、このような細かい砂岩・泥岩互層が見られる部分があります。

 

外にも、もっと新しい時代の岩稲層と医王山層の間に湖成層が挟まっていることがありますが、それらは割れやすく柔らかい岩石なので、このような丸石としては残らないでしょう。

保育社の「検索入門 岩石・鉱物」豊 遍秋・青木正博共著という図鑑の122ページに、富山県立山地獄谷の細かな互層の写真がありますので、参照してください。

 

岩石には、地層の縞模様が断層でずれているものがありますが、手取層群の地層にはこのような変形がよく見られますが、これらは恐らく地層が堆積したときの小規模な地滑りによるものでしょう。

(スランプ、乱堆層)と呼ばれる)

岩石に変性作用をうけたものはないと思います。手取層群の岩石は全体としてほとんど変性作用をうけていません。

しかし、採集した地の海岸に流れ込む河川の流路沿いには、手取層群はまったく存在していません。

北陸沿岸の潮の流れは西から東なので、これらの石は九頭竜川上流の手取層群の岩石が三国海岸に運ばれ、そこから潮の流れによって採集地域まで運ばれた可能性と、手取川・大日川流域の手取層群から来たものが逆流によって流れ着いた可能性があります←この御指摘を裏付けるようにとにかく発見数ほ少ない。

 

加賀市の我谷から今立にかけて、上で述べた新しい時代の湖成層(植物化石を含む)が分布していますので、ここから来る可能性もあります。手取川、九頭竜川、動橋川(いぶりばしがわ)などの河原の小石を調べてみたら面白いとおもいます。

 

神戸の近くでは、和歌山の北から淡路島南部を経て香川県にかけて和泉層群という白亜紀の地層(手取層群と同じ時代)があり、やはり砂岩と泥岩の互層が発達しています。淡路島の海岸で同じような石が見つかるかもしれません。

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 確かに淡路の岩屋海岸で類似の縞々模様の石を見つけられた。(淡路の拾い物にアップ)

 四国産のサヌカイトが岩屋海岸でまれに見つかるという調査結果を知ると、同じ岩屋で僅かだけど見つけた縞々石は同じ

 年代の和泉層群の石だと想定される。

 さすがに専門にされておられるだけに素晴らしい知見です。ご指摘通りの石をを入手できた。

 

★採集した石の一部は模様が似通っている流紋岩も含まれていますが、これは縞々石とは違う石肌です。

 これを区別した上での教授のご返事です。縞々石が変性作用を受けていないことは石の硬さ、色から認識できます。

 

 縞々石は1億数千年前の昔に過ぎただろう4,50とかの年数のタイムカプセル♪

 

 

 

石ころだらけの故郷の海岸で50年ほどかけ集めた石ころ達です(関西に住んでからは帰省のたびに浜歩き)

縞々石は本当に少ない

 

時には面白い石ころもあるから、石ころだらけの海岸はどこでも下ばかり見て歩いてしまう

 

アルバムの最後の細い石、これは京都桂川で拾ったサヌカイト(長さ19.6cm)だけど石関係で追加しました

この石は1300万年ほどまえに生まれた石で、縞々石と約1億年の時間差がある!

関連記事(ブログ)は2015年5月6日に