白砂青松は

故郷での過ごした良い時代

その中でも地引網を手伝った時に通った早朝の松林の気持ちよさは忘れない

わら草履で松林の砂地をあるいた経験はもう二度と味わえない

 

白砂青松、松と白い砂そのものの風景が当時あった

この風景は、いいタイミングで松林に落ちている松の枯葉をせっせ拾い集めてたから成立した風景

プロパンガスが田舎に普及するまでは松の葉は燃料になったので、松の枯葉集めは婆さんと子供の仕事

まだ、囲炉裏やヘッツイもあった時代、火おこしに重宝した燃料だった

 

家に持ち帰った松葉が少なくなると親に言われて、松葉をとりに

熊手(北陸地方ではこれをビブラと呼んだ)で松の枯葉(枯葉はコッサと呼んだ)をとりに

プロパンの普及であっという間に無くなった枯葉集めは、松林がみるみる松の茶色い葉で埋め尽くされていった

そして、今はその何層に重なった上に雑草がはびこり、昔の面影はない

砂地でないと育たない松露も消えてしまった

 

松の木には他にも植林も含めて色々と思い出があるせいか絵のメイン題材

気付いた本をそれとなく買っている

そんな本でも白砂青松は松葉を集めてた人がいたことは触れられていない

記事を書いている人は私の子供時代のような経験がないから知らないのだろう

あの枯葉を集めることがなければ、白砂青松は成立しない

そういう意味では、良い時代に子供ですごせて良かった

今の絵に遠くで結びつく貴重な経験

 

     白砂青松の特集号(20年ほど前に購入)          白砂青松を生み出した枯葉集め