
芦屋市の南端の砂浜のある公園
以前、そこの波打ち際に打ちあがる綺麗なナミマガシワの貝殻
綺麗さに惹かれて根気よく集めた
質の悪い大阪湾の海水
その影響か貝殻が薄くて透明感と輝きが最高だった
楽しみに集めていたがもう全滅したようだ
今は、他の生物が付着したり、汚れてどろどろのものが見つかるだけ
砂浜をつくるために九州から運ばれた砂に混ざっていたものが元だろうか
ギリギリの環境で生育し始めて、薄い貝殻にしかなれず何年か経ったのだろう
そのころに見つけて集めだした貝殻
しかし、ラジオでアサリの話が出て、それで終り
あっというまに海底は大勢の人たちにひっかきまわされ、この貝殻は姿を消した
須磨海岸は、こんな薄さのものはなく生育が良いのか厚く、透明感のある美しさではとうてい芦屋に及ばない
公園の砂浜の海は大阪湾、厳しい海水の状況だったのだろうな
それが、逆に絹のような薄さと光沢をもたらし、最高の美しさを生み出した
薄いものは薄氷のように向こう側の指がはっきりとわかる透明感
いいときに採集できたとつくづく思う
何度も足を運ぶが、もう拾い始めたころの美しさを持った貝は全滅
アサリ採りの人出を思うと、回復は無理
もう、探すことはあきらめて、集めたものを飾ることにした